<Header>
<Author: 孫逖>
<Title: 和左司張員外自洛使入京中路先赴長安逢立春日贈韋侍御等諸公>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 左司（さし）張員外（ちゃうえんぐわい）が「洛（らく）より使（つかひ）して京（きゃう）に入（い）り、中路（ちゅうろ）にして先（ま）づ長安（ちゃうあん）に赴（おもむ）き、立春（りっしゅん）の日（ひ）に逢（あ）ひて韋侍御（いじぎょ）及（およ）び諸公（しょこう）に贈（おく）る」に和（わ）す>
<BookPage: 57>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
忽覩雲間數鴈回，
更逢山上正花開。
河邊淑氣迎芳草，
林下輕風待落梅。
秋憲府中高唱入，
春卿署裏和歌來。
共言東閣招賢地，
自有西征謝傅才。
<End Poem>
<Translation>
ふいに雲のあいまから數羽の雁が北にかえるのが見えた。それにまた山のうえに花が一つ咲いているのに出逢った。河のほとりでは、うらうらとした春の氣配がかんばしい若草をむかえて萠えたたせ、林のしたかげをおとずれるそよかぜは、梅が咲いて散るのを待ちかねているようですね。
御史臺の役所、韋侍御がつとめていられる臺院の奥へ、あなたのしらべの高い詩がとどけられた。同時に君の詩がとどけられた尚書省の禮部の役所の諸公からは、そのお返しの詩がぞくぞくと來ています。みなの方々が一致していわれることは、宰相は人才を招きよせておいでになるのだから、長安へ行って「西征の賦」を作った潘岳のような才能のあるあなたをそのままに放っておきはされまいという噂ですよ。春らしい陽氣な氣持ちになりますね。
<End Translation>
<Formatted Translation>
ふいに雲のあいまから數羽の雁が北にかえるのが見えた。
それにまた山のうえに花が一つ咲いているのに出逢った。
河のほとりでは、うらうらとした春の氣配がかんばしい若草をむかえて萠えたたせ、
林のしたかげをおとずれるそよかぜは、梅が咲いて散るのを待ちかねているようですね。
御史臺の役所、韋侍御がつとめていられる臺院の奥へ、あなたのしらべの高い詩がとどけられた。
同時に君の詩がとどけられた尚書省の禮部の役所の諸公からは、そのお返しの詩がぞくぞくと來ています。
みなの方々が一致していわれることは、宰相は人才を招きよせておいでになるのだから、長安へ行って「西征の賦」を作った潘岳のような才能のあるあなたをそのままに放っておきはされまいという噂ですよ。春らしい陽氣な氣持ちになりますね。
<End Formatted Translation>